鶏へのこだわり
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谷川養鶏では、「ボリスブラウン」(鶏の銘柄)を育てています。
温厚な性格で、高品質の卵を産む茶色羽色の鶏です。産まれてくる卵は、よく赤玉とも呼ばれますが、茶褐色で、端でつまんでも崩れにくいしっかりとした黄身が特徴です。
更なるおいしさを追求するために、餌に「海藻」「麦花石」や「マリーゴールド」を混ぜたものを食べさせています。水は、地下から葛城山、金剛山系の伏流水をくみ上げ、清潔なものを与えています。
飼育環境は、鶏にストレスがかからないように日光と自然の風が入る開放鶏舎(ケージ飼い)を採用しています。
よくメディアなどでは、健康的な鶏のイメージとして平飼いや放飼いを紹介することがあるため、ときどきご質問を受けますが、非常にたくさんの鶏を管理する場合、衛生管理が難しく病気になりやすい。また、餌の食べ方にバラつきがでてしまうという点から、当養鶏場では、この方式は採用していません。
ケージ飼いといっても、詰め込んでストレスのかかるような飼い方ではありません。オールイン・オールアウト方式(1鶏舎同日齢)で、一定期間ごとに「洗浄・乾燥・消毒」を行いますので、清潔な環境を保っています。
鶏への「餌やり・集卵・清掃」を自動化ではなく、手作業ですることへのこだわり
鶏を効率よく管理するという点だけで考えれば、「餌やり・集卵・鶏糞などの清掃」を自動化したほうが手作業で作業するよりもはるかに楽に管理ができます。
しかし、谷川養鶏では、これらの作業を「手作業」で行うことにこだわっています。
それは、なぜか?
「餌やり・集卵・鶏糞などの清掃」をする際は、ただ単純にその作業を行っているのでなく、鶏の健康チェックも同時にするためです。
鶏は、当たり前ですが、言葉で「今日は体調が悪いんです・・・」とは言ってくれません。ですから、私たちがその変化にいち早く気づいてあげる必要があります。
これらの作業で、1日に3~4回ほど、鶏舎をまわることになりますが、一羽一羽、鶏のトサカの色、ツヤ、目の輝き、羽のツヤ、動きや餌を食べるときの勢い、卵の状態、排泄物の状態などをチェックします。
普通の人が見れば、同じような状態にしか見えないかもしれませんが、長年の経験から少しの変化でもその状態を把握できますので、手作業で行うことは非常に大切な作業となっています。